ひとり旅と車中泊
ひとり気ままにドライブ旅をするのが好きなのです。
愛車で、〇〇ロードや、〇〇スカイラインを走ることが主目的になりがちで、観光地立ち寄りよりも、そこに辿り着くまでの行程が楽しいと感じています。
どちらかというと、ふらりとドライブ旅に出たい性分で、「雨が降りそうだからやめておこう」くらいの気軽さを優先したいのです。
そうすると、やっぱり車中泊が良いなあ。
ドラマ「絶めしロード」シーズン2が始まったこともあって、ますます車中泊したい気分に拍車がかかっています。
私にとっての「絶めし」は、ご当地スーパーの食材かな。
ただ、夫氏は車中泊には消極的。
夫氏の車(SUBARUフォレスター)は大人二人が寝れるだけの広さはありますが、車内に荷物が多いからなあ。
まあ、夫氏は、せっかく旅行に行くなら、ゆっくりとホテルや旅館でくつろぎたいのだそうです。
私の車(SUBARUレヴォーグ)は、それなりに片付いているので、寝袋を積み込めばふらりと車中泊はできそう。やっぱり、車中泊も、ひとり旅かな。
動画撮影の難しさ
車中泊、流行っていますね。
私は、今の愛車を選んだ理由の一つとして、「車中泊に挑戦したい!」ということがありました。
寝袋やクーラーボックスなど、それなりの道具は揃えていたのですが、納車されてから早6年、結局のところ、まだ「車中仮眠」に留まっています。
今年こそ、車中泊してみたいなあ。
そんな思いからか、YouTubeに投稿された車中泊動画をよく観ます。
ひとり旅が好きな私ですが、夫婦やカップルで車中泊旅をしている方に憧れます。
若いカップルが楽しそうに旅している動画も好きなのですが、自分と同世代のミドルエイジのご夫婦が車中泊旅をする動画にハマっています。
その影響からか、ひとり旅の機会が減ったからか、夫氏とドライブに出かけて動画を撮影することが増えてきました。
私も、投稿してみようかな、と思ったりして。
ただ、実際にやってみると、難しいのです。
機材や編集云々ではなく、夫婦の会話が・・・・。
楽しくドライブしているのですが、なんというか、私たち夫婦の会話が、とてもとても、動画サイトに投稿してみなさまにお聞かせするほどのものではない、ということに、今更ながら気がつきました。
ドライブだけでなく、食事や、お土産や、観光地の紹介についても、なんかもう、ぐだぐだなんです。
自分で見ているのは、楽しい時間を思い出していいのですけどね。
かといって、動画用にしゃべるのは、なんだかなあ・・・。
ということで、夫婦旅の動画は無言になりつつあるのでした。
ひとり旅のお土産は
「旅行」につきものの「お土産」。
以前は、旅行先の銘菓を「おみやげ」に購入することが多かったのですが、最近は「お土産」に対する考え方が少し変わってきました。
というのは、有名ところの銘菓・名産品はデパ地下に出店していたり、催事で購入でき、あんまり喜ばれていない気がしたり、「どこそこに行ってきました」という名目で職場にお菓子を配ることもしなくなったから。
ひとり旅で、お土産購入に奔走するのは、なんだかチガウ・・・と思ったのです。
そんなわけで、自分時間を楽しむためのひとり旅では、お土産選びも「自分のため」。
最近は、旅先のスーパーに必ず立ち寄ります。そして、主に見るのは「味噌」と「醤油」、「ソース」などの調味料。これは地域の特色がすごく出ているので面白いです。鮮魚コーナーも、見ているだけでワクワクしますし、野菜や豆腐売り場も良き。
生鮮食品は持ち帰りが難しいので、「みてるだけ」で終わってしまうこともあるのですが、昼食や夕食にできるものを購入して楽しむこともあります。
地元スーパーで購入して、印象に残っているもの
・関東の納豆
・信州のキノコ類
・各地の鳥の唐揚げ
・九州の甘い醤油
・信州の野沢菜
・東北の漬物
・下関のお寿司
・沖縄のお弁当
普段から自分の住んでいる地域のスーパーで目を凝らしているアラフィフの私だからこそ楽しめる、旅先のスーパーめぐりです。
ちなみに、「お土産」については、夫も同じような趣向です。彼の場合は、旅先でのランチは「蕎麦」と決まっているのです。それも、信州そばや越前そば、出雲そば、荘川そば、祖谷そばなど、名の知れた蕎麦の地域であるとないとに関わらず、「蕎麦」。
旅先で食べる蕎麦が、夫自身にとっての「お土産」なのだそうです。
自分時間を楽しむ旅、その土地で味わうことを自分へのお土産に。
初めて「オフ会」に参加したときのこと
ひとり旅のきっかけになったのは、2017年5月に、車の「オフ会」に参加したこと。
それまでにも、実家への帰省や出張、短期の単身赴任など、ひとりで遠方に行くことはあったのですが、愛車での「ひとりドライブ旅」というのは、北陸の海辺で行われたオフ会参加から「味をしめてしまった・・・」という感じです。
そもそも、いい歳をしてオフ会に参加するというのは自分でもびっくりだったのですが、SUBARUのこの車種はオーナー同士のつながりが広くて、なんだか面白そうだと思ったのです。
また、当時はまだ発売から3年ほどの時期だったので、同じ車種が走っていると思わず目がいってしまうということもありました。
オフ会はとても楽しかったです。年代も性別も職業も違う人たちが、同じ車種の車を通じて集まっているというのが、とても不思議な感覚でした。また、私が20歳代の頃の車仲間の集まりは、どこかトンガっているところがありましたが、平成の車好きというのは非常にマイルドで、派手な装飾や改造を競うものではなく、爆音もなく、本当にこの車が好きな人たちが集まっている、というところも良かったです。
「オフ会で何を話すの?」と聞かれることがあるのですが、いろんな人が来ているので、いろんな話をします。
・車のホイールがカッコイイ!
・車中泊ってどうやってするの?
・おすすめのカメラ、レンズは?
・この近くに洗車できるところある?
・お土産は何にしよう
・○○ロードや、▲▲スカイラインはおすすめだよ
などなど。
このオフ会で知り合った方々とは、SNSを通じて今も細々ながら繋がっており、年に1回の全国的なオフ会や関西での小規模の集まりにも参加してきました。ここ2年ほどは流行病の関係でオフ会は開催されていないのが残念です。
さて、このオフ会は夕方でお開きになったので、帰ろうと思えば日帰りもできたのですが、せっかくなので一泊して帰ることにしていたのです。
このとき泊まったのは、チェーン展開のRホテル。夕食は近くのイオンで調達したのですが、イオンも地域の特性があって、なかなか面白い。
ひとり旅のときは、地元のスーパーで夕食を調達して、ホテルの部屋でビールを飲んでのんびりするのが良き。このスタイルが始まったのも、このオフ会の時からだったように思います。
ひとり旅で泊まるホテルの話
私の愛車と同じ車種に乗っているおじさまが、鄙びた温泉宿に泊まって、風呂に入って、ビールを飲んで、風呂に入って・・・というブログをしていて、すごく憧れていました。
私もやってみよう!と思ったのですが、小さな温泉宿というのはアラフィフの私にはハードルが高く、未だ実現できていません。もう少し年季を積んでからにしよう。
さて、愛車でのひとり旅、宿泊先を選ぶ際に、まずは駐車場があるかどうかを確認します。
ホテルや旅館自体の駐車場ではなく、近隣のコインパーキングや共同の駐車場を利用する場合であっても「駐車場あり」だったりするので、愛車を一晩停めるところがどんなところなのか、まずは第一に確認します。(すごく狭かったり、ホテルから遠かったりするところは避けたいのです。)
あとは、禁煙室で、一人で利用できるお部屋かどうか。
大きな温泉旅館(ホテル)だと、お部屋の仕様が2〜4人の和室が多く、一人利用というのは割高になったりしますし、そういうお宿で「シングル」というお部屋があっても、観光バスの乗務員用だったりしてがっかりすることがありました。
なので、「一人で利用できる」かどうかは、やや慎重に判断します。
まあ、そうなると、旅館というのはやや厳しく、大抵は駐車場を備えたホテルを選ぶことになります。
チェーン展開のホテルでは、Rホテル、Sホテル、Dホテルをよく使うのですが、大体どこに行ってもお部屋の仕様は同じで安心感がある上、朝食無料だったり、朝食のメニューに地元の特色が出されていたりして、お気に入りです。
また、ビジネスマンや工事作業員の方が多く利用していた東海地方の某ホテルは、前身がラブホだったらしく、シャワー室が室内から丸見えという気恥ずかしい間取りでしたが、窓からの夜景が素晴らしく素敵で、ビジネス用のデスクもあり、また泊まってみたいホテルです。
信州の某リゾートホテルは、ツインの部屋のシングルユースができ、私の懐事情の範囲内で湖畔のリゾート気分を味わうことができるので、エアコンがないとか、窓が少々汚いとかのマイナス面はあるものの、何回かリピートしています。
出張を含むひとり旅で、各地のホテルに宿泊してみて、施設が古かったとか、接客が・・・とか、お掃除が・・・とかとか、まあ、いろいろありますが、大抵は「まあ、そんなものだな」という程度で受け流すことができるものの、宿泊先選びで気味が悪い思いをしたことが1回だけあります。
それは、とある地方の観光地にある観光ホテルに宿泊した時のことでした。
そのホテルは、広い駐車場があることが目に留まり、ホテル自体は新しくはないものの、料金がかなり安く設定されていたので、気になってホテル検索サイトの口コミをみたところ、評価が非常に高かったので、大きな期待をして宿泊することにしたのです。
しかし、ホテル内の廊下は暗く、若干の気味の悪さが漂う雰囲気はまだ許せたのですが、部屋のユニットバス設備が、超絶!!古くて!汚くて!臭い!のです。
また、ベッドのある室内は改装してあるようでしたが、天井には不気味なシミが・・・。
不思議なことに、このホテルの口コミには、こうした古さや、臭いや、シミについての指摘は全くないのです。それどころか、(ちょっと古いけど)素晴らしいと褒め称える評価がズラリ。そして、悪い評価が全くと言ってよいほど無いのです。
もしかして、この部屋だけがこんな感じなのかと思ったのですが、ホテル側によれば普通のお部屋なのだとか。
このホテルの対応は、「この部屋だけ古いので訳ありで安い部屋でした」とか言われるよりもずっと怖かったです。オバケこそ出ませんでしたが安眠できず、このような部屋で異常な高評価の口コミの羅列は胡散臭さを通り越して気味が悪くて、二度とこのホテルには泊まりたくありません。
まあ、元々は、安い値段が気になって口コミを確認したものの、その高評価を迂闊に信じた、私の「失敗」ですけどね。
この経験があって、口コミは内容をちゃんと見るようになりました。
良い口コミしかなかったり、良い口コミの内容が偏っている場合は、口コミの削除や編集がされているのではないか、と疑ってしまいます。
お宿選びもまた、ひとり旅の楽しみですので、値段や口コミに飛び付かず慎重にしようと思います。
フェリー旅って、いいね!
昨年3月に、初めて!、一人で!、フェリーに乗りました。
大阪南港を夕方に出発して、翌朝、大分別府港に到着するサンフラワー。
乗船して、夕食を食べて、お風呂に入って、寝て、起きたら、到着。
船内では自分時間をゆっくり過ごすことができて、非常に快適でした。
別府港行きのサンフラワーは、そこそこ年代ものでしたが、フェリー旅の情緒を味わうことができました。
瀬戸内海を通るので、船があまり揺れないことも、よかった。
それで、今年になって、関西〜九州のフェリーに相次いで新造船が就航したこともあって、またまたフェリー旅に。
いろいろ迷ったのですが、大阪南港から新門司へ、名門大洋フェリーに乗ってみました。
乗船したフェリーは新造船ではなかったのですが、早めの夕方に出港して翌朝5時半に到着するという早朝便だったので、新造船就航割引と併せてお得に利用できました。
こちらは、カプセルホテルのようなベッドのリーズナブルなお部屋があり、女性専用部屋やパウダールームがあるなど、女性の一人旅でも安心して利用できる仕様でした。
関西から九州のフェリー旅は、夕方(夜)出港して翌朝に到着という運行なので、宿泊と移動がセットになっていると考えると非常にお得だと思います。
朝、早めの時間に到着するので、1日を有効に使えるというのも、観光にもビジネスにも有効です。
アラフィフの私が、ひとりで自分時間を楽しむためにも、この「一晩」という時間と、レストランや星空観察などのお楽しみが詰まった船内という空間が、ちょうどぴったり。
できれば個室を利用したいところですが、「寝る」以外は船内のフリースペースで過ごすのであれば、カプセルホテルのようなベッドの相部屋利用でも問題ないと思いました。
何より、愛車と一緒に遠くに行ける。
東北や北海道にも行ってみたいのですが、フェリーが深夜発〜深夜着だったりするので、少し躊躇しています。
ひとり車中泊ができるようになれば、少しは前向きになれるだろうか。
アラフィフひとり旅の楽しみ
私は自分の車が好きなこともあって、ひとり旅が好きなのです。
「車が好き」ということもあるけれど、今の愛車が好きなのです。
愛車に名前をつけ、こまめに洗車して常にそこそこ綺麗な状態を保ち、出かけた先で愛車の写真を撮る。
夫から「・・・・ヘンタイ!」と言われようと、愛車の溺愛は止まらないのです。
愛車への「愛」故か、基本的に他人を乗せることはないのです。たとえ家族であっても、滅多なことでは乗せません。まあ、拒んでいるわけではないけれど。
ということで、ひとり旅なのだ。
自分で運転して、「道を走る」ことに目的をおいた旅が、私にとっての「ひとり旅」。
ですが、50歳を過ぎて「ひとり旅」が好きだという私に、世間の目は冷たいんです。
・寂しくない?
・一人はわびしい
・友達いないんか?
・なんで家族と一緒じゃないの?
などなど、皆様から心配のお声をいただくのですが、全然気にしない。
ちなみにですが、友達はそれなりにいるし、コロナ禍以前は友人と「旅行」にも行っていたし、家族と「旅行」に行くこともあるのです。
でも、愛車でのひとり旅は別格。これはたまらん楽しみなのです。
愛車でのひとり旅にハマったのは、アラフィフ圏内に入ってから。
荷物がそこそこ多くなっても大丈夫だし、疲れたら車内で仮眠もできる、予定変更もできる、わがままな私にぴったりの旅スタイルだったのです。
ゆくゆくは車中泊もしてみたいし、オートキャンプもしてみたい、という気持ちも、ちょこっとあります。
そういえば、ソロキャンプやソロ活といった「ひとり時間を楽しむ方法」が流行っているようですが、私のひとり旅も、それに通じるものがあるかもしれません。
アラフィフひとり旅の楽しみ方を、発信していきたいなと思いました。